
戸建を購入したタイミングや、マンションへの引っ越しをしてから給湯器をまだ一度も交換していないという人は多いのではないでしょうか。
今時期、お風呂や台所でお湯が出なくなってしまうと大変ですよね。
今回は、
・給湯器の交換価格
・給湯器を選ぶ時のポイント
・給湯器の耐用年数と交換のタイミング
・給湯器の異常の種類と原因
・給湯器交換を依頼するには
以上5つのポイントをご紹介していきますので、是非最後まで読んでいただけると嬉しいです。
1.給湯器交換にかかる費用は約20〜30万円
給湯器の交換にかかる費用はおよそ20〜30万円です。
メーカーや給湯器自体の容量によって価格は変動しますが、25万円前後を予算にしておくと問題ないでしょう。
内訳としては、
表のように、給湯器だけの値段だけでなく、その他付属品、そして交換取付費用がかかってきます。
給湯器の種類は一般的な家庭で20〜25号のものでこちらの総額になります。
号数、サイズ、機能によって価格が変動しますが、詳しくは以降の章で説明しています。
リフォーム会社では、メーカー希望価格よりも給湯器本体の価格を割り引いてくれることがありますので、メーカーだけでなくお近くのリフォーム会社に問い合わせてみるのもおすすめですよ。
2.新しい給湯器を選ぶ時のポイント
新しい給湯器を選ぶ時は、以下の4つのポイントを押さえながら選びましょう。
2-1.サイズ(号数)で選ぶ
サイズ(号数)の数字が大きいほど、一度に沸かせるお湯の量が大きいです。
給湯器の設置場所にもよりますが、サイズが大きすぎても、小さすぎても余計なエネルギーを使ってしまい、光熱費が余分にかかってしまいますのでちょうど良いサイズを選ぶことが大切です。
床暖房をつける場合は、大型の給湯器かつ床暖房と併用できるものを選びましょう。
気をつけるべきポイントは、外気温が低いと給湯器で一度に沸かせるお湯の量は少なくなってしまいます。
ですので、寒冷地の場合は、大きめのサイズの給湯器を設置するのが望ましいですよ。
家族の人数や使う量を把握し、正しく選びましょう。
ただし、マンション等の集合住宅では、既存の給湯器と同じサイズの物にしか交換できないことが多いです。
現在、集合住宅にお住まいで給湯器を交換したい場合は、管理会社などに相談してみてくださいね。
【給湯器のサイズ(号数)】
【給湯器のサイズ(号数)の確認の仕方】
GX-A2000AF
こちらの場合だと、20がサイズ(号数)になります。
給湯器の表の左下にシールが貼ってあることが多く、そのシールに表記されています。
2-2.機能で選ぶ
給湯器には「貯湯式」と「瞬間式」という2タイプがあります。
貯湯式は、お湯をまとめて沸かし、貯めておくことができます。
瞬間式は、使いたい時に量を気にしないで使うことができます。
貯湯式の貯湯タンクは、小さいタンクで2メートル程の高さがあり、設置するスペースがあるか確認が必要です。
貯湯式のメリットは、オール電化の住宅は深夜の電気代が安い時間にお湯を沸かす設定をしておけば、電気代の節約ができるという点です。
その他、給湯器の運転音も給湯器を選ぶ際の重要な要素です。
静音性の高い種類に絞ってみるのもおすすめです。
2-3.コストを比較して選ぶ
給湯器の主な燃料は、ガス・電気・石油です。
1番多いのはガスですが、給湯器の使用率が多い寒冷地では石油が燃料の給湯器が最も活躍します。
それぞれの燃料費は地域によって異なりますが、オール電化の住宅で電気温水器を選択する以外の人であれば、燃料がガスの給湯器だけでなく、用途別にガスと電気の燃料を選ぶことができる「ハイブリッド式」もおすすめです。
生活場所やお住まいの人のライフスタイルに合わせて選んでみてください。
2-4.メーカーで選ぶ
予算、サイズ、そしてコストがある程度決まったら、次は好みのメーカーを探してみましょう。
大手メーカーでも、給湯器によっては半身浴の設定ができるものや、熱効率が良く光熱費を節約できるものがありますよ。
3.給湯器の耐用年数と交換するタイミング
いざ給湯器が壊れてしまってからでは、生活に不便が出てきてしまいます。
給湯器の寿命(耐用年数)を知り、交換する正しいタイミングを知っておくだけでも安心できます。
3-1.給湯器の耐用年数は10〜15年
ボイラー・給湯器の耐用年数は、10〜15年と言われています。
メーカーの設定では、標準使用期間は10年程度となっていますが、使用頻度や使い方によって変わってきます。
使用している年数が10年を超えていて、不具合が出てきているようでしたら、交換を検討しましょう。
3-2.給湯器を交換するタイミング
今使っている給湯器を交換するタイミングがわからない…
という人も多いと思います。
壊れてからでは生活に不便が出てしまうので、正しい交換のタイミングを知り、
今は特に不具合を感じていなくても、耐用年数の10年を超えたら交換を検討しましょう。
給湯器の調子が悪くなった場合に、部分的な修理で直る可能性もありますが、すでに部品が生産されていないケースもあります。
その場合は、部分的な修理ではなく、本体を交換することになります。
リモコンがついている給湯器は異なるリモコンでは作動しませんので、リモコンが壊れた場合も。給湯器とセットで交換することになります。
3-2-1.給湯器の耐用年数を超えたら交換
給湯器の耐用年数は10〜15年です。
この年数を超えたらなるべく早めに交換するようにしましょう。
寒冷地では使いたい時に、給湯器が壊れてお湯が出なくなってしまっては大変です。
まだ大丈夫と思っている人も、不具合が出ていないか注意深く確認してみましょう。
3-2-2.ライフスタイルが変化したら交換
給湯器の不具合はわかりやすいですが、不具合以外でもライフスタイルが変化した際にも給湯器の交換を検討しましょう。
給湯器にはサイズ(号数)がありますが、家族が増えた場合や、逆に使用する人が減った場合はサイズを変更すると余計な光熱費を払わずにすみます。
また、床暖房を採用する場合など、住宅の設備を変更する場合は、それらに合わせた給湯器への交換が必要になってきます。
4.給湯器の異常
給湯器の耐用年数の10年を超えて使っていても、特に異常を感じないこともあります。
ただし、以下でご紹介する異常がみられた場合は給湯器の修理か、買い替えを検討しましょう。
そのまま使い続けると、思わぬ火災の原因などになりかねません。
異常や不具合を感じた場合は、すぐに使用をやめ、メーカーやお近くのリフォーム会社(給湯器販売業者)に問い合わせをしましょう。
異常・不具合は大きく分けて6つありますので、以下でご紹介していきます。
4-1.給湯器本体から異音がする時
お湯を出す時に、異音がしたら給湯器に異常があるという合図です。
異音とは、今までしなかった音のことで、
「ドンッ」「ボンッ」「ガンッ」というような音が 着火のタイミングですることが多いです。
このような異音があった場合は、中で不完全燃焼を起こしている可能性が高いです。
また、お湯を沸かしている最中に異音がした場合も不具合ですので修理・交換を検討しましょう。
4-2.給湯器本体に凹凸ができた時
給湯器本体に凹凸ができ、変形している場合は、給湯器の内部で水漏れや腐食、ガス漏れ、異常着火などが起きている可能性があります。
内部で起きている不具合を素人が見つけるのは難しいですが、見た目に出ている異常はわかりやすく、早急にメーカーやリフォーム会社への連絡が必要です。
4-3.給湯器から水漏れしている時
給湯器の周りが不自然に濡れている場合は、給湯器から水漏れしている可能性が高いです。
給湯器の近くに洗面台が合ったり、や洗濯機を設置していたりすると、それらのホースや配管からの水漏れかと勘違いしてしまうこともあるかと思いますが、不自然な水漏れは給湯器が原因の可能性がありますので、気づきにくいですが、注意して水漏れがどこから起きているのか確認しましょう。
経年劣化などが原因で、配管の継ぎ目に亀裂ができてしまっていたり、熱交換器や加圧逃がし弁などから水が漏れてしまっている可能性があります。
4-4.給湯器の使用中に変な匂いがする時
給湯器の使用中に異臭がする場合は、経年劣化によりガス管に亀裂が生じ、ガス漏れが起きている可能性があります。
または、給湯器の内部で不完全燃焼を起こしている可能性も考えられます。
ガスの匂いは特徴的ですぐに気づく人も多いですが、少しづつガス漏れが起きている場合、ガスが充満しても気づかないことがあります。
少しでも異変を感じたら使用を中断することが大切です。
4-5.給湯器からお湯が出なくなった時
給湯器は温度を設定することができますが、設定温度のお湯が出なくなった場合や、追い焚き機能が使えなくなった場合はボイラー自体が経年劣化により、その機能の低下を起こしている可能性があります。
給湯器の着火に今までよりも時間がかかっていたり、お湯が温まるまで時間がかかる場合も同様です。
4-6.給湯器から煙が出ている時
給湯器から煙が出ている場合も、給湯器内部で不完全燃焼を起こしています。
特に黒い煙は危険ですので、使用している場合は中断して使わないようにしましょう。
5.給湯器の交換を依頼するには…
いざ給湯器を交換するとなった場合、メーカーかリフォーム会社か修理会社か迷いますよね。
エラー表示が出ている場合は、メーカーに問い合わせすることをおすすめしますが、耐用年数を超えていて、4章にまとめた異常や不調が出ている場合は早急に交換をした方がいいです。
また、ライフスタイルの変化で、お湯を使用する家族が増えたり逆に減ったりと、給湯器だけでなくその他住宅のお悩みを一気に相談・解決したい場合も多いと思います。
そんな時は、リフォーム会社がおすすめです。
給湯器・ボイラー以外の知識もあり、その他気になる箇所も合わせて見積もりを依頼することができるのがメリットです。
リフォーム会社を選ぶ際には、担当者の対応スピードや、アフターサービスの充実度もよく見極め、安心して任せられるリフォーム会社を選択しましょう。
5-1.ガス会社
ガス会社は、北ガスや北海道ガスなど、ガスを供給している会社のことです。
ガス会社は普段から利用しているので、安心感がありますよね。
信頼感があるという点は非常に大きなメリットです。
毎月届く請求書や、大手ガス会社であればネットで検索すればすぐに問い合わせ番号が出てくるため、給湯器の交換を依頼する人が多いのも事実です。
ですが、給湯器本体の割引が少なく、交換にかかる費用が高くなる傾向にあります。
また、給湯器本体も選べる種類が少ないというデメリットがあります。
5-2.給湯器メーカー
給湯器メーカーもガス会社同様、大手ですので安心感・信頼感があり、安心して依頼することができるのがメリットです。
ですが、メーカーは販売から取り付け、アフターの修理などを専門業者に委託している場合がほとんどです。
給湯器本体に記載されている問い合わせ先に連絡をすれば、対応はしてくれますが、メーカーが委託先を指定するため、好きな業者を選択することができないのがデメリットです。
ガス会社同様、ボイラー本体の価格や交換費用の交渉がしづらく、ボイラーの種類が豊富ではないこともデメリットだと言えます。
5-3.リフォーム会社(給湯器販売業者)
リフォーム会社(給湯器販売業者)は、ガス会社やメーカー等に関わらず様々な給湯器の取り扱いがあり、販売から取り付け、アフターサービスまで請け負っています。
現在使っている給湯器と違う種類のものに交換したい人や、他の設備も相談したい人にはおすすめです。
リフォーム会社は数が大きく、競争率が高いため本体価格の割引をしてくれたり、アフターサービスが充実している会社が多い傾向にあります。
デメリットは、ガス設備士などの有資格者がいるかなど、信頼できる会社か見極めが必要になってくるという点です。
気になる方は、まず見積もりを依頼してみましょう。
5-3-1.おすすめは太田建匠株式会社
札幌市、札幌市近郊にお住まいの皆様におすすめなのが、こちらのブログサイトを運営している太田建匠株式会社です。
太田建匠株式会社は創業以来、多くの案件に携わってきました。
というコンセプトのもと、お客様へ専門用語を使わずわかりやすい説明を心がけ、安心して任せていただけるよう尽力しております。
もちろん、給湯器の交換だけでなく、住宅丸ごとお任せいただけます。
冬の時期は、屋根や軒天からの雨漏り、サイディング塗装などのご相談も多くいただいております。
何か気になることがあれば、お気軽にまとめてご相談くださいね。
床暖房や給湯器などは壊れてしまうと生活に不便が出てしまいます。
少しでも何かおかしいな…と思ったらご連絡ください。
6.まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
今回は、給湯器交換について、
・給湯器の交換価格
→およそ20〜30万円(サイズや機能による)
・給湯器を選ぶ時のポイント
→ライフスタイルに合ったサイズを選ぶ
・給湯器の耐用年数と交換のタイミング
→耐用年数は10〜15年
耐用年数を超えたら、ライフスタイルが変化したら(お湯を使用する人数の増減が合ったら)交換
・給湯器の異常の種類と原因
→給湯器の異常は大きく分けて6種類
①給湯器本体から音がする
②給湯器本体に凹凸ができている
③給湯器から水漏れしている
④給湯器の使用中に異臭がする
⑤給湯器からお湯が出なくなった、出づらくなった
⑥給湯器から煙が出ている
異常を感じたら使用を中断し、すぐにお問い合わせを!
・給湯器交換を依頼するには…
→ガス会社/メーカー/リフォーム会社(給湯器販売業者)
おすすめは太田建匠(株)!
以上をご紹介していきました。
参考になれば嬉しいです。
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